どんな獲物でも捕食すると思われているウツボですが、飼育下において餌を与えてもたべないと病気じゃないかと不安になりますね。
なぜ餌をたべないのか、その理由とそんな時の対策を考えてみたいと思います。
ウツボの餌はどのくらい与えれば良いの?
ウツボを飼育していると餌を与えなくてはいけません。
通常生き物を飼っていると、一日1回とか3回とか量はカップ1杯分や何グラムなどと言われますが、ウツボの場合は1から3日に一度与える程度で良く、量も食べるだけ与えると言う大雑把な餌の与え方になります。
餌をたべない理由は?
ウツボが餌をたべない理由はいくつかありますが、まず1ヶ月くらいの絶食は平気です。
しかし、この状態が続くと衰弱し、弱ってしまいます。
そこで、ウツボが餌を最初からたべないのか、今まで食べていたにもかかわらずたべなくなったのかによって異なってきます。
最初から食べないのであれば、まだ餌付けされていないだけである可能性があります。
一方今まで食べていたのにたべなくなったのであれば、それなりの理由があります。
例えばお腹が空いてない時はいくら餌を与えても見向きもしません。
他にも購入したばかりでまだ水槽に馴染んでいない場合にも警戒してたべないことがあります。
ウツボは頭がよく、飼い主の顔を覚えてから餌をもらうようです。
このためまだ顔を覚えていない飼い主からの餌は警戒している可能性があります。
また、隠れ家がない場合などストレスがあると餌をたべなくなるようです。
餌をたべない時の対策は?
最初から餌をたべなく餌付けされていない場合は、餌付けをしましょう。
まず生餌を与えてください。
他には口に入る大きさにカットした刺身などの魚肉がおすすめです。
これを食べるようになったら冷凍エビなどを解凍して与え、そこをクリアしたら人口飼料を与えるというふうに段階的に進めていく必要があります。
水槽に馴染んでなく警戒してたべないことや飼い始めてすぐだとやはり警戒します。
まずウツボに顔を覚えてもらい、飼い主から与えられた餌は食べても大丈夫と言うことを認識してもらえば食べるようになるでしょう。
隠れ家などがなくストレスがある場合には隠れ家を用意してあげたり、水槽の周りを布などで覆ってあげると安心するようです。
まとめ
気性の荒い大型肉食魚で何でもすぐに口にしそうなウツボですが、意外に頭も良く、神経質な一面も持ちます。
どんな生き物でも、警戒している状態では食べ物も喉を通らないのでしょう。
安心して食べられる環境を作ってあげるのも、飼い主の責任ですね。