一度獲物に噛み付いたらそう簡単には逃がさないウツボ。
その顎の力は、一体どの程度あるのでしょうか?
ウツボの顎の力はどのくらい?
鋭いウツボの歯、噛まれると指をちぎられるなどと言われることもあります。
しかし実際にはそこまで顎に力はありません。
ではなぜ指をちぎられるなどと言われるのでしょうか。
ウツボの歯は犬歯のように大きく鋭い歯をしています。
このため噛まれるとかなりの出血があります。
そして、何針か縫う切り傷になるのです。
ウツボを見かけても、決して迂闊に手を出さないでください。
ウツボは見かけによらず臆病な性格をしています。
こちらから不用意に近づかなければ、ウツボの方から襲ってくることはそうそうありません。
もし見かけても、刺激を与えないようにしましょう。
ウツボに噛まれるとどうなる?
先ほどのようにウツボに噛まれた場合、絆創膏程度の傷ではすみません。
何針か縫うような大怪我になってしまいます。
このように外傷も痛々しいですが、この他にも注意しなくてはいけないことがあります。
それは感染症です。
ウツボは生きた魚を積極的に襲うと言うよりは、どちらかと言うと弱っているもの、場合によっては亡骸を食べることがあります。
このため歯に様々な細菌を持ち、その歯で深い傷を負うことで感染症を引き起こす場合があるので注意が必要です。
まとめ
鋭く大きな歯を持ち、一度噛み付いた獲物は逃がさないウツボですが、意外と顎の力だけを考えると特別強いわけではありません。
とはいえ、大人でも簡単に顎を開くことが出来るかと言うと、そんなことはなく、開こうとすればかなり苦労はします。
そして、ウツボで注意すべき点は、顎の力と言うよりも、その鋭く大きな歯で噛まれることの方が問題となります。
とても鋭いため一瞬で切られ、深い傷となります。
そして、細菌に注意することです。
ウツボの歯には無数の細菌が付着しており、その歯で傷つけられるため、感染症にかかる可能性がとても大きいです。
もちろん、噛み切られた場所は何針か縫う大怪我となりますが、その傷口の消毒や感染症を抑えるワクチンの接種などケアを十分に行う必要があります。
運よく深手を負わない場合でも、必ず病院を受診に、専門家の指示を仰ぎましょう。