強面で気性の荒い性格のウツボですが、ペットとして飼うことはできるのでしょうか?
また、どのような種類がおすすめなのでしょう?
ウツボはペットとして飼うことができるのか?
ウツボは日本近海にも生息していますが、観賞用となると、外国産の色鮮やかなウツボが人気です。
販売価格は1万円前後することが多く、ペットショップでも購入することができます。
ウツボの寿命は野生下だと40年ほどです。
飼育下であると20年程度と言われています。
この理由は、自然界で捕食する餌と飼育下で与えられる餌とでは栄養価が大きく異なるため短命になってしまうようです。
このほかの原因として、水質の悪化や温度変化によるダメージによるものが考えられます。
いずれにせよ長い付き合いになることでしょう。
どんなウツボが良いの?
観賞用のウツボも多数あります。
クモウツボと呼ばれる、白を基調に黒い模様が規則正しく並んでいるのが特徴です。
観賞用のウツボの中では、最も安価に販売されている種類の一つです。
全長は50から60cmほどで小柄です。
太平洋やインド洋に広く分布しています。
このほかにインディアンモレイと呼ばれる、白と黒の斑点模様が美しい成長すると2メートル以上にまでなる大型のウツボです。
気性が荒く動くものに食らいつくので、水槽のメンテナンスには十分注意が必要です。
ブラックリボンイールと呼ばれるウツボは、鼻管部が花びらのように見えるためハナヒゲウツボとも呼ばれます。
黒色に黄色のラインが入っているため、一度目にするとそのインパクトの強さに驚きます。
大きさは最大でも120cmほどで、柔軟な体のため90cm規格の水槽でも十分に飼育することができます。
このほかにホワイトリボンイールと呼ばれる、全身純白に包まれた体表と透き通った背ビレが高い品格の上品な容姿をしています。
スポッテッドモレイはカリブ海産の体長1メートルほどの小柄なウツボです。
他のウツボと比べると立派な背ビレを持ち、小柄な割に迫力ある容姿をしています。
ウツボの中でも特に気性は荒い部類なため、メンテナンスは要注意です。
ヘリゴイシウツボは、地味な色合いをした70cmくらいの非常に小柄で飼育しやすいウツボです。
60cm規格の水槽でも飼育ができるため、初心者や住宅事情にやさしいサイズです。
このほかにもモバウツボという小柄なウツボで、国内にも生息しているため馴染み深いウツボです。
混泳も可能な種類です。
まとめ
約200種いるウツボの中から飼育におすすめなウツボたちでしたが、大きさや性格に違いがそれぞれあります。
また、どの種も長寿なため、一度お迎えすると長い付き合いになることでしょう。