胴体が細長いウミヘビとウツボ。

一見同じように見えますが、別の生き物なのです。

では何処が違うのでしょうか?

ウミヘビはどんな生き物?

ウミヘビ ウツボ 違い

ウミヘビとは、海に適応したヘビで熱帯から亜熱帯の海域に生息します。

種類によっては亜寒帯の地域にまで北上するものも存在します。

尾が泳ぐために、縦に平らになっています。

横縞を持つ種類が多く、コブラの仲間から進化したためだとも言われています。

性格はおとなしいものが多いですが、手で持つと噛み付いてくることがあります。

好奇心旺盛で近づいてくることもあります。

ウミヘビは肉食で、イカやタコを捕食します。

甲殻類は捕食しないため、混泳させることも可能です。

これらの種類は爬虫類に属します。

このため、肺呼吸をするため、水面に上がる必要があります。

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ウツボはどんな生き物?

ウミヘビと同様に温暖な水域に生息します。

ウツボのヒレは背ビレと尾ビレ・尻ビレが一体化し、背中から排泄口まで繋がっています

また、胸ビレと腹ビレは退化して失っています。

普段は巣穴に身を隠し獲物を待ち伏せしていますが、夜になると餌を求めて徘徊します。

ウツボは肉食で、特にタコが大好物です。

この他にも小魚や甲殻類も捕食します。

魚類に属す魚です。

エラ呼吸のため、水中で呼吸することが可能です。

魚類のウミヘビ科?

魚類の中にもウナギ目ウミヘビ科が存在します。

爬虫類のウミヘビとは異なりヘビウナギなどと言われることもあります。

毒をもたず、海水魚の一種です。

ウナギやウツボの仲間で、爬虫類のウミヘビとは全く別の生き物です。

まとめ

見た目が同じようなウミヘビとウツボ。

しかしその分類は全く異なり、爬虫類のウミヘビは肺呼吸のため、水面まで上がってきて呼吸をしなくてはなりません。

また、ほとんど陸上で過ごす種類もいます。

ウツボは魚類なのでエラで呼吸をします。

このため水面に上がってくる必要はありません。

また、紛らわしい名前のウミヘビ科も存在します。

爬虫類のウミヘビとは全くの別物で、完全な魚類なのです。

このように見た目が似ているため名前はややこしいですが、その特徴をしっかり見ていくと全く異なる生き物ですね。

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