観賞魚として人気が急上昇のウツボ。
寿命も長く自然界では四十年、飼育下でも二十年生きるという長寿命の持ち主です。
では、ウツボを飼育するにはどの程度の水槽と、どのような装備が必要なのでしょうか。
ウツボを飼育するための水槽はどの程度の大きさが必要
ウツボは大きなものになると体長4メートルにもなるものも存在しますが、一般家庭でそのような超巨大ウツボを飼育することはまず無いと思います。
初心者に人気のある観賞用のウツボとして、クモウツボが人気があります。
全長は50から60cm程度と小柄なため、90cm規格の水槽で十分飼育することができます。
また、ブラックリボンイールという種類は最大120cmほどにまで成長しますが、体がとても柔軟なため90cm規格の水槽でも飼育することができます。
ヘリゴイシウツボという種類のウツボは、全長70cmとさらに小柄なため60cm規格の水槽からでも飼育できる種類になります。
しかし、ウツボは大きくなる種類が多いため、120cm規格の水槽で飼育することをお勧めします。
あまり狭すぎると脱走する可能性があるため、ある程度余裕を持った大きさの水槽で飼育してあげると安心です。
また、脱走対策として、きっちりした蓋とその上におもしを置いて、脱走には十分すぎる対策をしましょう。
ウツボの飼育に必要な装備は?
ウツボを飼育する上で水槽以外の必要な装備として、隠れ家を設置してあげましょう。
ウツボは昼の間は巣穴に隠れて獲物を待ちます。
このため巣穴となるライブロックやシェルターを入れてあげる必要があります。
これらがない場合には塩ビ管でも対応は効きます。
この他にフィルターは不可欠です。
大型の水槽になると必然的にオーバーフロー水槽で管理することになります。
熱帯に生息しているためヒーターや場合によってはクーラーも必要になります。
水温は25度前後に保ち、夏場でも30度は超えないように管理してあげてください。
まとめ
ウツボを飼育する場合、その種類にもよりますが180cm以上の水槽で飼育している場合が多いようです。
種類によっては90cm規格や60cm規格でも対応は効きますが、ウツボは大きく成長するため大き目の水槽を準備しておくと安心です。
また、水槽以外にも水温を調節する必要もあります。
隠れ家も用意してあげて、ウツボにストレスがかからないようにしてあげる必要もあります。
毎日の様子を見ながら、環境を整えていってあげましょう。